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2015.01.12 Monday

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    2012.11.29 Thursday

    それぞれにつぶやき──第15回文学フリマの感想

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       15回文学フリマに行ってきた。といっても2週間近く前になるけど、一応記録を残しておく。

       今回も「季刊26時」として出店して、文学フリマ3回目ともなると勝手もわかりはじめて、以前ほど緊張したりしなくなった。わけあって、15時からの参加となって、2時間くらいしかいられなかったけど、他サークルの方々といろいろお話できてすごく楽しかった。この日のために一生懸命作って売る、これはみんな同じだから話もはずむのかも。

       とりあえず、買ったものリスト。

      TOLTA「飛ばない本の本」、「トルタバトンマップ」

      ♯河野聡子『WWW/パンダ・チャント』

      ♯吉田群青『麒麟の角』、『すみっこのふわふわ』

      ♯「遡」

      ♯「詩と隣」

      ♯「新古典派フィクションズ A+


       いただいたものは、

      ♯あなたにパイを投げる人たち「チェルシーの空き箱」

      ♯「無限アルカナイト」

       

       以下、ちょっとしたちょっとした感想。

      TOLTAさんはいつもかなり実験的なことをやっているので毎回楽しみにしてる。前回は封筒を売られたし、今回はやたら大きな紙を売られた(買いに行ったのは自分だけど、笑)。「え、これなの?」とか思いながら買ってみて、企画力の高さに驚かされている。僕たち「季刊26時」も毎回いろいろと企画を考えてはいるんだけど、やっぱりアマチュア感がまだまだぬぐえない。後を追うわけではないけど、僕らもTOLTAさんのようなプロ感を出したい。そのために、まずはちゃんと詩を書けるようにしようと思う。

       

      河野聡子さんの詩集『WWW/パンダ・チャント』は、かなりプリチィな装丁。ほんとに可愛い。質感もよくて撫でていたくなる。「WWW」は「笑笑笑」的なものかと思っていたら実は「Wild-Water-Words」の略だったみたいでとてもクール、でも内容は不思議の国の「野生の水の言葉」。そして「パンダ・チャント」は詩と散文がならんだような作品。注がついてて、まじめに説明してるんだけどなんか滑稽な感じがしておもしろい。

       

      吉田群青さんは、ありがたいことに「季刊26時」の第五号に投稿してくださった。吉田さんにとって、よかったことなのかわからないけれど、26時にとってはとてもいい1篇だった。そして、今回出された二つの詩集『麒麟の角』と『すみっこのふわふわ』は黒と白、クールとかわいいの対照的で、買うなら二冊買わないとダメだと思った。おそらく装丁のデザインもご自身でされてると思うのだけれど、とてもセンスのある方だ。『すみっこのふわふわ』の奥付ページに「ねぇ、アウフヘーベン(・・・)」とあるんだけど、こういうところが好き。

       

      「遡」の昏林果奈さんはいつもツイッターでお世話になってる。お互い(?)身体が弱い(?)せいか、僕の健康の心配をして下さって、たいへんありがたく、心強い。今回の文学フリマでも、到着してからすぐに遊びに伺って、たくさん喋ってしまった。ご迷惑でなかっただろうか。はじめてマスクをしていない昏林さんを見れた気がして、いつもの印象とちがったのがまたよかった。新刊はすごいピンクで、この毒々しさにちょっと懐かしさを感じて(hideの頭を思い出した)、買う予定ではあったけどなおさら買おうと思った。前回の小説もとてもおもしろかったので、どんなものか捲ってみると戯曲だった。元演劇部だということで(なんか元演劇部の方とよく縁があるなあ)、こうした形にチャレンジしたとのこと。読んでみたら、劇詩風の戯曲体小説とでも言おうか、レーゼドラマと言うのか、ともかく、紙面上だからできる実験的な小説だった(いろんなフォントが使われてたりする)。でも、この人に詩を書かせたら勝てないなぁ、とも思わせる作品。

       そして、この冊子にも吉田群青さんの作品が載っている。ここでは短歌を寄稿されてるようで、前号でもかっこいいレイアウトで短歌が載っていた。今回もこだわりを感じさせるレイアウト。

       

      「詩と隣」は、浅見恵子さんが主宰(?)の冊子。4名の詩と写真が載ってる。冊子はすべて手作りで、表紙は各々が絵を描いたりしたそうだ。僕は前回の文学フリマでお世話になった浅見さんの描いたものを買った。とりわけ情熱的な絵を。それから、詩は「抒情詩」!という感じだった。朔太郎を中心とした勉強会を行っている(群馬の方々)こともあるのか、近代文学の息吹を感じる。現代の文学にどう繋げていくかが課題? とにかく、今回も浅見さんとはたくさんおしゃべりをさせていただいたが、その他のメンバーの方ともお話できたので楽しかった。また次回お会いしたい。

       

      「新古典派フィクションズA+」は、ツイッターで知った。暁方ミセイさんが詩を載せているということで気になってブースに行ってみた。そしたら、電子書籍だというので驚いた。しかも1000円! むむっ、と思いながらも、ブースに置いてあるiPadの見本がなにやらかっこよく、ブースの前に立っているお兄さんの感じもよかったので気づいたら財布から千円札を出していた(最後のお札)。すると、カードを一枚くれて、そこに書かれている番号をメールで送ると届きます、ということだった。文学フリマで電子書籍をどう売るんだろうと疑問だったので、なるほど、と思った。

       ちょっと誤植があって、届くのは遅くなったのだけれど、届いてみたらやはりかっこよかった。僕もiPadで読んだけど、読むストレスは全く感じなかった。むしろレイアウトやデザインがかっこいいので、読んでると気持ちよかった。読むなら紙媒体だろとか思ってたので、こういう仕方でなら電子もいいかもしれないと思った。もちろん、PDF詩誌でデザイン性の高いものはたくさんあるんだけど。でも、まだ僕たちには早いなぁ…。

       

      「無限アルカナイト」は、中川達矢さんがブースを訪ねてきてくださったときにいただいた。中川さんは季刊26時に詩を投稿してくださり、個人的にも精力的に活動してる方だ。どうも、話によるとこの「無限アルカナイト」という分厚い手作り冊子は、無料配布していたらしい(!)。小説(倉橋遼平さん)と詩がたくさん載っているところを見ると、僕らのものより充実してるのではないかとさえ思えてくるが、とにかくたくさんの方に読んでもらうにはこういうことも必要なのかもしれない。僕たちも「まずは読んでもらう」というところから改めてはじめてみることも考えてみなければ。

       

       

       もっと、思ったこと、考えたこと、たくさんあるんだけど、それを全部書いてたら何日もかかりそうだし、超長文になりそうだから、これくらいにしておこうと思う。何はともあれ楽しいイベント。次回は、関西だということで、季刊26時が出店するかわからないけれど、また文学フリマでいろんな方と出会えるように、次の企画を考えてみよう。

       みなさん、ありがとう。

       

      http://d.hatena.ne.jp/jugoya/20121118

       

       

      2015.01.12 Monday

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        コメント
        わーおつかれさまです。
        いいないいな、来年はわたしも遊びにいこうかな。 季刊26時さんにも関わってみたいなー(チラッ)詩を投稿してみたいな(ジロロー)
        • 深街ゆか
        • 2012.11.29 Thursday 17:01
        ぜひいらして!
        季刊26時も読んでみてね!
        いまだとあるお店で買えるんだよ。
        投稿いいよ~そのかわりいい詩を書いてね(´ー`)
        • 2012.11.29 Thursday 19:27
        突然すいません。
        同人誌即売会で購入した本の感想と、レポートを掲載しているサイトの運営をしております御拗小太郎と申します。
        この記事へリンクを貼ってもよろしいでしょうか。
        御拗さま

        このような記事でよろしければどうぞ。
        • 2012.11.29 Thursday 21:51
        こんにちはー!ちゃんと摂取してますか!?(ご飯)

        文学フリマではお世話になりました!
        佐々木さんが無事にいらっしゃって下さり、安心しました、とてもお忙しそうだったので。
        前回に続き感想をありがとうございます。
        地味なサークルですので、励みになります。
        マスクは…忘れてましたね…大失態ですね…歯並び悪いんでいつも隠してるんですけどね…
        いつもシュッとされてる佐々木さんを見習いたいものです。

        前回の『光』はスタンダードだったので今回は好き勝手にやりましたが、それでも少しは楽しんで頂けたかなーと思っております。
        季刊26時の方も、さりげに宣伝していきますねー。
        またTwitterとかでよろしくお願いしますー。
        • 昏林
        • 2012.11.30 Friday 13:23
        昏林さん

        採れてません……!(ご飯)

        こちらこそお世話になりました!
        地味だなんてとんでもない!僕らのものよりよっぽど強度と意志を感じます。僕らにはまだ甘えがあるんですかね……反省です。
        マスクない方が素敵だったので(今野も言ってた)、自信持ってくださいっ!(僕は痩せてるだけです)

        さりげなーくで大丈夫です。ありがとうございます!
        またTwitterでよろしくです!
        • 2012.11.30 Friday 15:10
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